日高川の最上流、深山幽谷に湯煙をあげる龍神温泉は、 千二百年もの歴史を誇り、群馬の川中・島根の湯の川と並んで、 日本三美人の湯としてその名を知られています。 周囲をめぐる山々は、春には新緑が萌え、夏は涼しく、 秋の紅葉、冬は樹氷と、四季折々の風情がたのしめます。 その龍神温泉にある当館は、江戸時代初期、明暦三年 (1657年)紀州藩主 徳川頼宣公に公の御宿の管理を龍神家に命ぜられ、上御殿の屋号を賜り、今も殿様の御泊りのなられた「御成の間」が 残されています。 現在の当主は、源三位頼政の五男頼氏より二十九代に当たり 八百二十年余りの伝統を誇り、今もなお皆様方の御信頼を 賜っています。(写真・当家に伝わる由緒書き) |